ブログの更新が空いてしまいました。実は今年の春、1ヶ月ほど入院していました。今も通院が続いていて、やっと落ち着いて記事を書ける気力が戻ってきたので、今回はそのことを正直に書いておこうと思います。
とくに書き残しておきたいのは、連休中に受診先が見つからず、自分の言い方のせいで受診が丸1日遅れてしまったことです。ここだけでも読んでいただけたらうれしいです。
我慢が重なった結果

入院のきっかけは腎盂腎炎でした。ただ、振り返ると「急に」ではなく、我慢が積み重なった結果だったと思います。その少し前に家族が急に入院し、一時は危険な状態がしばらく続きました。仕事は在宅でしていたので休むわけにもいかず、面会の時間に間に合わせようとして、トイレを我慢することが増えていました。今思えば、あれが一番の引き金だったのかもしれません。
入院する頃には、高い熱と排尿痛がありました。身体はずっと前からサインを出していたのに、気づかないふりをしていたんだと思います。

「あとで行けばいい」を何回くり返したか、自分でも覚えていません😅
大型連休中、受診先が見つからなかった話
タイミングが悪いことに、ちょうど大型連休の時期でした。「連休だから」という理由で受診先に困ったのは、正直こたえました。具合が悪いときほど、すぐに診てもらえる場所が見つからない。ここからは、その日に私が実際にやったことを順番に書いておきます。あとから思えば「私のひと言」が受診を1日遅らせてしまったので、同じことをする人が減ればいいなと思って残します。
初日の朝|医療相談ダイヤルに電話した
高熱でつらくて、まず電話で相談できる医療相談ダイヤル(#7119)にかけました。「おしっこをするときに痛い」と症状を伝えたところまではよかったのですが、そのあと私は自分から「泌尿器科ではないでしょうか」と言ってしまいました。
返ってきた答えは「泌尿器科は開いているところがありません」。連休中なので、そもそも開いていないというのです。それでも近くの病院を何件か教えてもらい、「そちらへ直接電話してみてください」と案内されました。「緊急であれば救急病院を受診しても大丈夫ですよ」とも言ってもらい、救急対応をしている病院も教えてもらった記憶があります。
初日の昼|自分で3件かけて、3件とも断られた
教えてもらった大きい病院に、自分で3件電話をかけました。結果は3件とも「泌尿器科の先生はいません」。断られるたびに熱でぼんやりした頭で次の番号を押すのが、本当にしんどかったです。
救急に行くという手もあったのですが、そのころ「救急がひっ迫している」という話をよく聞いていたので、私程度で行っていいのだろうかとためらってしまいました。
初日の夕方|近くの小さな医院が診てくれた
最後にダメもとで、家の近くにある小さな開業医(地域の診療所)に電話してみました。すると「内科の先生が診てくれますよ」というお返事。大きい病院ではなく、いちばん近くの小さな医院でした。そこで点滴と抗生剤を入れてもらい、その日はいったん帰りました。
ところが夜になっても熱は下がりませんでした。悪寒と震えが止まらず、翌日、救急で大きい病院へ。そこで腎盂腎炎と診断され、そのまま入院になりました。このあと、入院中に別の症状が出てきたことで、入院は1ヶ月に延びることになります。
| いつ | 起きたこと |
|---|---|
| 初日 朝 | 高熱と排尿痛。#7119に電話し、自分から「泌尿器科では」と言う →「泌尿器科は開いていない」と案内される |
| 初日 昼 | 教えてもらった大きい病院に自分で3件電話 → 3件とも断られる |
| 初日 夕 | 近くの小さな開業医に電話 →「内科の先生が診ます」。点滴と抗生剤 |
| 初日 夜 | 熱が下がらず、悪寒と震えが続く |
| その翌日 | 救急で大きい病院へ → 腎盂腎炎と診断され、そのまま入院 |
🔴 私のいちばんの反省:科を自分で決めて言わなければよかった
「泌尿器科ではないか」と自分から言ってしまったせいで、そこから先はずっと「泌尿器科が開いているかどうか」を探す電話になってしまいました。泌尿器科って言ったものですから、結構、受診が1日遅れたパターンになります。
最初から症状だけを伝えて、どこにかかるかは相手に判断してもらえばよかったと思っています。実際、最後に診てくれたのは内科の先生でした。あくまで私の経験からの反省ですが、これがこの記事でいちばん書きたかったことです。

良かれと思って「たぶんこの科だ」と伝えたんですが、それが逆に自分の首をしめました🙏
※ここに書いたのは、あくまで私ひとりの体験です。相談窓口の対応や、連休中に開いている医療機関は、地域や時期によってまったく違います。熱や痛みが続くとき、症状が急に強くなったときは、迷わず医療機関に相談してください。
良くなったと思ったら、また次の症状が

入院後、薬のおかげで熱と排尿痛はおさまりました。腎盂腎炎そのものは、治療でよくなっていました。
ところが、ホッとしたのも束の間でした。そのあとで別の症状が出てきて、検査が続きました。細かい病状まではここに書きませんが、よくなったと思ったところに、また次が来る——その繰り返しでした。
結局、これで入院は1ヶ月に延びました。「あと何日で帰れます」と言ってもらえない状態が続くのが、正直いちばんこたえました。痛みと検査の連続で、気持ちが折れそうな時期もありました。

病気の細かいところは、今回はあえて書きません。ただ「1ヶ月も入るつもりじゃなかった」ということだけは、正直に書いておきます🙏
入院中には脚に血栓ができていたこともわかり、血液をサラサラにする薬を始めました。これは退院後もしばらく飲み続ける必要があるそうで、今も続けています。
※ここに書いたのは、わたしひとりに起きたことです。症状の出かたや経過は人によって違います。気になる症状が続くときは、自己判断せずに医療機関で相談してください。
1ヶ月の入院に持っていってよかったもの
入院が決まったときは「1ヶ月も何をして過ごすんだろう」と思いましたが、実際に入ってみると入院は暇との戦いでもありました。検査と検査のあいだ、消灯までの時間、眠れない夜。テレビもカードを買わないと見られません。
私が持っていってよかったと心から思ったのは、次の3つです。持ち物の中身は人それぞれだと思うので、あくまで私の場合として読んでください。
| 持っていったもの | 実際どうだったか |
|---|---|
| ノートパソコン | ためていた動画をまとめて見られた。ただし最初のころは痛みが強くて、画面を見る気力すらなかった |
| データ使い放題の回線(povo) | いちばん助かった。残りのギガを気にせず動画が見られるのが、こんなにありがたいとは思わなかった |
| SIMを入れて使う通信の機器(モバイルルーター) | パソコンをネットにつなぐのに使った。病室でも自分の回線で完結できた |
いちばん効いたのは「データ使い放題の回線」でした
私はもともと携帯会社を2つ契約していて、そのうちの1つがデータ使い放題のプラン(povo)でした。ふだんは「2つも要るかな」と思っていたのですが、入院中はこれが本当に助かりました。
1ヶ月ずっとベッドの上です。動画を見る、家族と連絡を取る、調べものをする。全部が通信でした。もし残りのギガを数えながら過ごしていたら、気持ちの余裕はもっと削られていたと思います。「入院するかもしれない」と思ったときに、まず確認しておくといいのは通信かもしれません。

正直に言うと、最初の数日はパソコンを開く元気もありませんでした。動画が楽しめるようになったのは、痛みが落ち着いてからです😅
携帯を2回線持つ話は、ふだんの暮らしのお金の話ともつながります。わが家の家計のことは沖縄の生活費は高い?安い?在住者が本土と比較して正直に公開に書きました。通信が止まると困る、という意味では沖縄の台風、正直こわい?|在住50代が教えるリアルな備えと乗り越え方の備えの話とも重なるところがあります。
入院のときにあると助かるもの
私の場合はとにかく通信でした。必要な持ち物は病院の案内によって違うので、まずは入院する病院の説明を確認してください。
家族とのやり取りはグループLINEで足りた
1ヶ月も家を空けるとなると、家のことをどう引き継ぐかが心配になると思います。ただ、正直に書くと私は特別な引き継ぎはしていません。紙に書いて渡すとか、当番表を作るとか、そういうことは何もできないまま入院しました。
それでもなんとかなったのは、家族のグループLINE(ファミリーLINE)を前から作ってあったからです。これがいちばん助かりました。ベッドの上から「今日これお願い」と一度書けば、全員が同じ内容を見てくれます。
グループLINEがよかったところ
- ひとりずつに同じ説明をしなくていい
- 言った・聞いていないが起きない(文字が残る)
- こちらが寝ていても、あとで読んでもらえる
- 体調が悪くて長く話せない日は、短い一行だけで済む
うちは「特別なことは何もしていなかったけれど、これだけはあった」という感じでした。元気なうちに作っておくだけで、いざというときの負担がずいぶん減ります。

ちゃんと引き継ぎしてから倒れる人なんて、いないですよね。だからこそ「ふだんから」なんだと思いました🙏
支えてくれた家族とわんこたち

1ヶ月家を空けている間、家族が家事を分担して頑張ってくれていたようです。留守中ずっと気になっていたのは、やっぱりわんこたちのこと。世話をしてくれる人がいるとわかっていても、離れている間は心配でたまりませんでした。帰ってきて、変わらず迎えてくれた姿にはかなり救われました。
退院後の今、伝えたいこと

今も通院と薬は続いていますが、日常は少しずつ戻ってきています。今回のことで一番思ったのは、「誰かのために」と自分のことを後回しにし続けると、結局は自分も周りも困らせてしまうということでした。トイレひとつ我慢するくらい、と思っていたことが、まさかここまでになるとは思っていませんでした。
もし今、無理を重ねている方がいたら「少しくらい平気」と流さずに、身体のサインを聞いてあげてほしいなと思います。これは自分自身への戒めでもあります。
いろいろなことが重なった時期でしたが、最近になって、ようやく身体が元の感覚に戻ってきたところです。年齢とともに変わってきたことは50代になって変わったこと・気づいたこと|沖縄在住kairiのリアルな話にもまとめています。
まとめ:もし同じような不調があったら
最後に、今回の経験から「これは知っておいてよかった」と思ったことをまとめておきます。
①科は自分で決めずに、症状だけ伝えてみる
今回いちばん反省したのがここです。「泌尿器科ではないか」と自分から言ってしまったために、その科が閉まっているというだけで断られ続けました。結果的に受診が1日遅れています。「熱が◯度ある」「ここが痛い」と症状だけを伝えて、どこにかかるかは相手に判断してもらうほうが、私の場合は早かったはずです。あくまで私の体験から思ったことですが、覚えておいて損はないと思います。
②救急に行くか迷ったら、電話で相談できる窓口がある
「病院に行くほどなのか、様子を見ていいのか」迷ったとき、電話で症状を伝えると、緊急性を判断してアドバイスしてくれる医療相談ダイヤルがあります(多くの地域で#7119の「救急安心センター事業」として案内されています)。私も今回、受診先に困ったときに実際に利用しました。ただし対応している地域や時間帯は自治体によって違うので、お住まいの地域の案内を一度検索して確認しておくと、いざという時に安心です。
③長く入院するかもしれないときは、通信と家族のグループを確認しておく
データ使い放題の回線と、家族のグループLINE。この2つは入院してから作ったものではなく、ふだんから持っていたものでした。だから助かったんだと思います。
④血液サラサラの薬を飲んでいる間は、刃物・やけどに要注意
血栓の治療で血液をサラサラにする薬を飲むようになってから、包丁で少し指を切っただけでも、本当に血が止まらなくて驚きました。同じように服用中の方は、料理中の刃物や熱い鍋・やけどには、今まで以上に気をつけたほうがいいと実感しています。
⑤脚の血栓後、しばらく続いたしびれ
私の場合、脚の裏に電気が走るようなビリビリ感が続き、最近までなかなか治まりませんでした。血栓ができた場所によっては、こうした感覚が残ることもあるようです。同じ症状で不安になっている方がいたら、「自分だけではないかもしれない」と、少しでも安心材料になればと思います。
※この記事は医療の専門家が書いたものではなく、私ひとりの体験の記録です。同じ症状でも原因や必要な対応は人によって違います。体調がすぐれない状態が続くときは、必ず医療機関に相談してください。

